産地訪問レポート#5 新井園芸

今回は茨城を飛び出して・・・

ここはどこでしょう?

 

ヒント:カーネーション生産量が全国一位!(令和5年)

 

 

 

 

 

 

答えは・・・

 

長野県でした!

 

 

長野県は昼夜の寒暖差が大きく比較的日照時間が長いため、品質の高いカーネーションづくりに向いている土地だといいます。

今の時期、晴れの日は昼夜で15℃差があることも!

 

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今回訪問させていただいたのは新井園芸さん。

カーネーションをメインに生産しており、11~12月はラナンキュラスも出荷してくださっています。

50年前から花を生産し始め、現在は二代目が跡を継いでいます。

 

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↑二代目の新井さん

 

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飯田市の他のカーネーション農家では、12月ごろからカーネションを定植し始めるのが一般的です。

しかし新井園芸さんでは干し柿の作業がその時期に集中するため、6月と9~10月に定植を行っています。

二足のわらじ!干し柿のお味も気になるなあ~

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スタールビーテッシノ

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新井園芸では花立ちがよく本数が切れる品種を選んで生産しています。生産の安定や品質を重視した品種選びを行っており、圃場でもまっすぐ揃ったたくさんのカーネーションが並んでいるのが見られました。

またやはり花き生産について回るのが燃料問題。新井園芸では重油価格の高騰が悩みの種だといいます。

特に4~5月、相場が低迷した時期は燃料費と収入のバランスが苦しかったとのこと。

だからと言って、燃料を使わないという選択肢はないのがつらいね・・・。

 

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新井園芸では、出荷量が少ない夏季にもスタンダードカーネーションを出荷しています。

カーネーションは高温多湿に弱いお花。もちろん夏季は栽培が難しく、そんな中で安定した出荷を行っている生産者は少ないため、市場としてもとても貴重な供給先になっています。

 

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クレーヌ(新井さんによると、来年以降は生産するかどうかわからないとのこと・・・お求めはお早めに!)

ジュリア

 

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まだまだ若くやる気のある生産者さまでした!
これからの時期、市場で新井さんのカーネーションを見かけたら
ぜひ一度手にとってみてね!