
今回訪問したのは、長野県下伊那郡松川町にある堀木園芸さん。

※本人のお写真は掲載NGとのことで、愛犬のアイザーくんのお写真を・・・
堀木園芸さんは、1972年創業のバラ生産者さんで、現在は2代目がご活躍なさっています。
圃場面積は約1100坪。堀木さん独自の光るセンスにより、数多くのオリジナル品種を生み出しています。

色も形もいろいろ!なのに不思議とまとまりがあるね。
堀木園芸さんがオリジナル品種を作るうえで大切にしていることは、まず一つには「自分がかわいいと思うかどうか」という感覚。その上で花持ちの良さを大前提にしています。
堀木園芸さんでは花の切り前を咲かせてから出荷しています。これは、花が最も美しく見えるタイミングで届けるための工夫。
もちろんある程度固い状態で出荷したほうが様々な点でリスクが抑えられるのが常識で、大抵の生産者はある程度固い状態で出荷し、お花屋さんについてからちょうどよく開くようなタイミングで出すというのが一般的だと感じます。
しかし堀木園芸さんは違います。箱を開けた瞬間にぶわっと開いた美しい形のバラが一斉にこちらを向いている姿はうっとりするほど。
もちろん咲かせてから出荷するためには工夫もされています。一つは先述の通りそもそもの花持ちを良くすること。二つ目は出荷時に花を傷つけないよう丁寧に梱包すること。
このような細やかな工夫があり美しい姿のまま市場に届いていること、本当にありがたいことですね。

↑ ビロングトゥー

↑ テーブルフォートゥー

↑ サウザントマイルズ

↑ ナッシングウィズアウトユー
バラの上品なフォルムや絶妙な色味にうっとりするね!
また、堀木園芸さんでは一般の方への販売や見学の受け入れは行っていません。花の扱いを熟知したプロ向けにのみ出荷しており、花の品質とその扱いへのこだわりが見られます。



担当者より⇩
「夏はバラが持たないと言われるが、堀木園芸のバラは夏でも持つ!!
何とも言えないアースカラーが、魅力の一つ。よく見ると少しずつ全部違う色、顔なのもオリジナルの特徴です。」

堀木園芸さんのバラは、見た目の個性だけでなく扱いやすさ・花持ち・色の深みなど、すべてにこだわりが詰まっています。
プロの現場から圧倒的な支持を誇る理由がひしひしと伝わってくるような訪問でした。
これからも堀木さん独自の感性から生まれる美しいバラたちに注目していきたいですね。

アイザーくんも、またね~!