
今回訪問したのは、長野県で52年にわたりカーネーション栽培を続けている寺沢さん。



栽培面積は約600坪、「2年切り」という方式で圃場を管理しています。
これは、同じ場所で2年間栽培を行い、その後に改植や作付けの転換を行うこと。
土壌の疲弊や病害虫の蓄積を防ぐための栽培サイクルで、花の品質を保つための工夫です。
さらに寺沢さんの圃場では定植のピーク時期である1月と「2年切り」のタイミングが合わないようにずらしているとのこと。
細かいところで丁寧な工夫がされているのですね。

また、寺沢さんが特に大事にしているのは「きれいな花を作るには、きれいな圃場にしなくてはならない」という姿勢。
訪れた圃場はその考え方の通り、全体はもちろん通路の隅々まで整備が行き届いていました。
このような徹底した圃場管理こそが、安定した品質のカーネーション生産を支える土台となっているのですね。
支柱もまっすぐ、破れもなくて整った印象だね!

いつ訪れてもきれいに整備されていて素晴らしい寺沢さんの圃場。
細やかな環境整備だけでなく、栽培における工夫の丁寧さも品質に表れています。
これから1月定植の品物が順次出てくる予定ですので、ぜひよろしくお願い致します。
